- 絵やアートの創作活動の収入で生活できるようになる確率
- プロの画家やアート作家になるための年齢制限
- 確率から判断する、最初にやること
「日本で専業画家になる確率は0.1%以下」は本当か?
推測になってしまうが、日本で売れっ子専業画家になる確率0.01~1%くらい
これは、プロ野球選手を目指すほどの高難易度
しかし、やり方によっては専業画家として生きる道もある
”日本で絵のみで生活しているプロの画家は、30~50人と言われている”
これは、完売画家の中島健太さんの発言の一部を要約したものです
中島健太さんの考える、日本にプロ画家が少ない理由
・絵の業界の問題が大きい
・絵が売れても、画家の取り分は3割
※上記、中島健太さんのYoutube、ブログ、記事を拝見し、
私が理由として推測したものになります
内容に関して、中島健太さんに責任は一切ありません
以下、私の考えです
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中島健太さんの記述が本当ならば、絵の売り上げが年間500万円だと、
画家の手取りは150万円になります
この150万円から、生活費、税金、画家としての活動費などを賄います
年150万円で画家として生きて行くには、
絵を10万円で売る作家の場合、毎年50枚の絵を売り続ける必要があります
専業の画家が30~50人ならば、日本で専業画家になる確率は0.01~1%以下と推測しました
大学高校の野球部員からプロ選手になる確率が0.16%ほどです
日本で専業画家になるのは、ほぼ不可能に思えます
0.01~1%の根拠
0.01~1%は正確な数字ではありません
専業画家になる難易度の目安として、推測したものです
以下、推測の流れになります
国勢調査の結果では、仕事が彫刻家、画家、工芸美術家と答えたのは約4万人です
4万人の内、画家の人数は1万人くらいでしょうか?
仮に1万人だとすると、日本で専業画家になる確率は0.5%以下です
仕事が画家と答えた内の専業画家の割合が0.5%以下です
大学などで美術関係を学んでいる学生は、約6万人です
この中で絵画を描いているのは5千~1万人と推定します
美術大学などに行かないで絵画を描いている人は、
受験の倍率などから考えて2~5万人と推定します
新しく画家を目指す人と、画家をあきらめる人の人数は同じ位と仮定します
絵画を描いている人の内、画家を目指している人の比率は全く分からないので
画家を目指している人の数を3万人と仮定します
画家が仕事の人が1万人
画家を目指している人が3万人
専業画家は30~50人
上の数字から画家を目指す人が専業画家になる確率は、0.1%くらい
前後に一桁の幅を持たせて、日本で専業画家になれる確率を
0.01~1%以下と推測しました
私は美術大学出身で大手の美術予備校で講師の経験もあるので、
数百人の芸術家を目指す人に会っています
出会った中で、メディアに取り上げられる芸術家になったのは数人です
私の実体験からも、中島健太さんの説は説得力が有ります
ただし、中島健太さんの言う”プロの画家=専業画家”の中に
イラストレーターは含まれていません
専業イラストレーターを含めると、専業画家はもっと数が多くなりそうです
中島健太さんの説は恐らく日本の絵画業界内の話しで、絵画業界以外を見れば
専業画家はもっと多くなりそうです
又、画家に限定しないでYoutubeなどで活躍する映像の専業作家も加えれば、
視覚表現で生活出来ている人数は更に増えるでしょう
「やり方によっては、専業画家になる確率は5%」は本当か?
推測になってしまうが、確率5%に信憑性はある(ただし調査の対象者数は不明)
難易度は起業で成功するのと変わらない
私が確率の高いやり方を実際に試して、ブログやSNSで経過報告します
画家で画家プロデューサーのZinさんという方がいます
これまで何人も、食えない画家を独り立ちさせたそうです
”ほぼ無理だといわれるプロの画家を、何人も育てている”
とブログやSNSで発信しています
信じられますか?私は半信半疑でした
何人プロデュースして、その内何人が独り立ち出来たのかも分かりません
半信半疑でZinさんのYoutube、ブログ、SNSを見ると、胡散臭いところはなく、
話されてる内容は真っ当で納得できるものです
Zinさんのプロデュースした画家さんたちのブログも拝見させていただきました
確かに何人かの方が画家として活動されています
Zinさんは、絵で生活しています
自身で考えた、日本で画家になる方法でそれを実現しました
Zinさんは、日本で画家になる方法を有料メルマガで販売しています
この有料メルマガを読んでも、画家になるのは簡単ではないそうです
有料メルマガは、総額約7万円です
あなたなら、有料メルマガに申し込みますか?
私はすぐには申し込めませんでした。7万円は大金です
申し込みの判断をするために、Zinさんに質問をしてみました
質問を要約すると、下記になります
”ZiNさんのプロデュースを受けて、何%位が絵で生活出来るようになりましたか?”
Zinさんの回答を要約すると、”小さな会社を起業して成功するのと同じくらい”ということでした
90%以上は途中の苦労から諦める
残った10%のうち5%は自分なりの工夫が出来なくて失敗してしまう
安定した収入が入るようになる人は、残った5%くらい
私はこの回答に納得して、有料メルマガを申し込みました
今からプロ野球選手は無理ですが、小さな会社の起業は頑張れば成功できる可能性を感じます
そして、日本で専業作家になる最初の一歩として、このブログを作り始めました
プロの画家やアート作家になるのに、年齢制限は<ある・ない>?
Zinさんの方法に、年齢制限はない
従来のコマーシャルギャラリーに所属する方法は、将来性のある若い作家が有利
Zinさんの方法は、簡単に言うと”集客と販売を全部自分でやる”です
アートに興味をもっている人全てを対象に、
自分のファンになってくれる人を一人一人作っていきます
集客範囲が広いので、誰かがファンになってくれる可能性があります
あなたが誰かの作品のファンになる時に重要なのはどちらでしょうか?
A)作者の年齢
B)作品や作者の魅力
多くの人はB)を選びます
つまり、一般の方を対象にすると年齢の影響は小さくなります
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従来の一般的な方法は、集客と販売をコマーシャルギャラリーに頼ります
コマーシャルギャラリーに所属するには、
- 有名な賞を取って声をかけられる
- 自分から売り込む
- 有力者に紹介される
- 卒業制作展や個展などで見初められる
などの方法が有ります
このことからコマーシャルギャラリーに所属するには、
まず最初に美術業界で認められる必要がありそうです
デビュー前に美術業界で認められるのは、どんな人物でしょうか?
- 若手の有望株
- 若手の普通の作家志望者
- 中年以上の有望株
- 中年以上の普通の作家志望者
あなたなら誰を選びますか?
順位をつけるならこうです
1)若手の有望株
2)中年以上の有望株
この2つ以外は、選ばれません
もし、直ぐに絵が売れるような人気作家の卵なら、
中年以上でもコマーシャルギャラリーに所属出来る可能性が有ります
しかし、将来性のある若い作家と競う場合は
若い作家が有利になります
つまり、コマーシャルギャラリーを対象にすると
年齢の影響は大きくなります
確率から判断する、最初にやること
最初にやることは、作品を安定的に売るまでの途中の苦労を知ること
確率から判断すると、一般のアートファンを対象に作家活動をするのが
生き残る可能性が高いことが分かりました
この方法を選んだ場合、90%以上は途中の苦労から諦めることが分かっています
なので、最初にやることは、作品を安定的に売るまでの途中の苦労を知ることです
苦労が分かれば、対策が取れます